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2011-02

骨を折る

nomaddaemonの方に「骨を折る」というエントリをしたのですが、合気道の技から見た「骨を折るということ」について考えてみましたよ。

数ある合気道の動画の中でまずは僕の師範である八木先生が教わった、塩田先生の動画ですが。
この動画の39秒~50秒に「座り技から抑え」の流れがあります。
抑え1  ①左の脇にはさんで投げる
抑え2  ②
抑え3  ③少し力を緩めて相手が起き上がろうとするのを助けるww
抑え4  ④起きてきたところを…
抑え5  ⑤
抑え6  ⑥
抑え7  ⑦肘を誘導して…
抑え8  ⑧
抑え9  ⑨ひっくり返すwwww
抑え10  ⑩投げたときに脇ではさんだ腕はそのままロックしている
抑え11  ⑪
抑え12  ⑫
抑え13  ⑬
抑え14  ⑭
抑え15  ⑮
この抑えの時に骨を折る(脱臼させる)ことができます。⑩~⑮の流れの中でですね。
肩でも脱臼させられるし、肘は逆関節に極められたらけっこう簡単にいっちゃいます。
稽古の中では極まったらそこから先はやりません。わずかな捻りでいっちゃいますので。

さて、ここで実際に折るか、っていう話。
僕は「相手を戦闘不能にするためのリアリティとして実際は確実に折る」って思っていました。
んが、稽古の中で先生は「ここは折っちゃいかん」と仰いました。
「人徳のための合気道」とか言わない先生なので、きょとんとしておりますと。
「折ったら逃げられちゃうだろ」
「抑えるんなら折っちゃダメだ」

…いや、なかなか… こう…おもむきのあるお言葉でwww

稽古を重ねてまいりますと、僕にも少しづつこの辺の機微がわかってきました。
例えば三か条(合気会では三教)を極める際、しばしば初期動作で相手の指先を握ります。
指先なので折る気になれば、指一本だけを握って逆に捻れば、力の弱い人でも大抵の人間の指を折ることは可能でしょう。
でも、もし折ったら、そこでオシマイなんですよね。そこで技が外れちゃう。
折らないからこそ相手を誘導できるわけです。
誘導するってのは偉大です。三か条の場合、体勢が極まれば、小指を相手の手のひらに引っ掛けるだけで相手を投げたり抑えたりすることができます。
相手の指一本じゃ、戦闘能力は奪えないわけですよ。相手が大男だったら逆襲に会うかもしれない。タックルなんかされたらたまりませんよ。
指一本を極めつつ誘導することで体全体の自由を奪う。だから折らない。

奥が深いですなあ

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